1月からの〈初級コース〉に通っていただいているTさん。

キモノを習い始めたといっても、まだ3回目しかレッスンしていないので、さすがに〈振り袖〉は自分では着れません。(笑)

なので、ヨシザワが着付けさせていただく事になりました♪



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今回お持ちいただいたのが、とても華やかな〈総絞り〉のお振袖。

深い緋色に、絞りで染め抜いた大きな梅が艶やかです。



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帯は、少し固めの〈緞子〉の帯。

「もう、あんまり着る機会がないので、せっかくだから華やかに。」とおしゃっていただいたので、張りのある素材を活かしてアコーディオンひだを波々と取っております♪



いつも〈絞りの着物〉を着せ付けして思うのは、おはしょりの処理分。

「帯の中で、モコモコになってしまう!」という事。



どんなに上手く三角上げをしても、胸の辺りに上げた布地がモコ。

おはしょり上げをしても、生地がぶ厚いのでモコッ。

帯枕の紐を入れる時に、突っ込んでいる指が折れそうになってしまうのです…。



先日「絞り同士だから、生地が引っかかるかも?」と、ふと思いついてやってみた少し強引な(笑)処理の仕方。

面倒な(笑)三角上げはせず、普通に胸紐の下の余分を「ヨイショっと、持ち上げる!」戦法に。



すると、なんと!

縮緬や綸子とかスルスル滑る生地では、とうてい無理そうなこの戦法。

絞りでは大いに効力を発揮しました♪

いや、やってみるものですね~。



ざんない方法ですが、以外に役立つ。

テクニックも必要なしの簡単便利なこの方法、ぜひ一度お試しくださいね。