今回で、吉澤暁子スタイリング分もNo.86となりました。


今回のテーマは〈染め名古屋帯〉です。

数年前から生産量もかなり少なくなって来ていると聞いていた染め名古屋帯。


個人的には草花や風景など季節を感じ取れるものも多く、個人的にはとても好きなアイテムです。

今回ご紹介するのは、少し個性的な〈染め帯〉達。

是非、季節の移り変わりをお楽しみください。



晩春に咲き誇る藤の花を、たおやかに描いた絽名古屋帯。


FullSizeRender


それに合わせたのは東郷織物の生地に貴久樹で染めた夏大島。


FullSizeRender


少しスモーキーな色合いにぽつぽつと飛んだ柄がシンプルで、ワードローブの中でも活躍度の高い一枚になりそうです。


透け感が少ない濃色の夏大島は年々気温の高くなっている現代では、白い長襦袢は夏物として、少し色をさした長襦袢では単衣着物として着ても涼しくて良いのではないかと思います。


FullSizeRender


上質な着物と帯には、これもまた格調高い経巻組みの厳島帯締め&竪絽の帯揚げをあわせました。

湿度の増してきた時期には、色数は抑え目でスッキリとしたコーディネートが見目にも涼しげで良いかと思います。


4060歳代のたおやかな女性に、観光やショッピングなど気軽に着て戴きたいスタイリングとなりました。

帯揚げは少し色を使って華やか目にしているので、グレイヘアの方でも素敵だろうなと思います。


いまは何かと大変な時期ではありますが、箪笥の中の着物や帯で季節を感じるのも素敵かと思います。

是非、お家コーデで着物を楽しんで下さいね。


〈日本橋好み〉掲載Instagram→